求職者は求人情報のココを見る!効果が出る方法を解説!

 近年、インターネットが普及したことにより、求職者は多くの企業を同時に比較検討しながら応募する企業を選ぶようになりました。

このような状況の中、「企業の第一印象」となる求人票で求職者の心をつかめるかどうかが『採用成功のカギ』として注目されています。

そのため、多くの企業は、欲しい人材を確保するために求人票の書き方や魅せ方を工夫するなど、自社のアピール方法にしのぎを削っています。

そこで、これまでに沢山の求人票の作成のアドバイスに携わってきた私たちが、求職者の知りたい!に応える求人票のコツやポイントをお伝えします。

この記事をよく読んで、欲しい人材からの応募が増える求人票を作成しましょう。

 

 

求職者は求人情報のココを見る!効果が出る方法を解説!

 1、求職者が知りたい!に応える求人票を作成する3つのポイント

1-1 求める人物像を明確にし、アピールする

1-2 自社の強み、魅力をアピールする

1-3 誰がみてもわかりやすい文章で書く

2、求人広告のコンセプトを考える

2-1 誰に伝えるのか (ターゲットを考える)

2-2 自分たちの魅力を洗い出す(何を伝えるか考える)

2-3 噛み合わせの良いペアを考える

3、効果の出る求人の書き方とは?

3-1 キャッチコピー

3-2 職種名

3-3 仕事内容

4、募集要項を作成する際に注意すべきの書き方とは

4-1 性差別的な表現は避ける

4-2 賃金について具体的に記載する

4-3 条件などをそのまま記載しない

5、求職者の目線に立ち、正しく情報を伝えていくことが重要

6、まとめ 

 

求職者が知りたい!に応える求人票を作成する3つのポイント

 

求職者は「どのような会社なのか」「自分でもできそうな仕事内容か」といった疑問や不安を抱えています。

このような疑問や不安を解消すれば、「この会社で働きたい」と思ってもらえ、応募してもらえる確率を高めることができます。

求職者が知りたいのは3つ、「どのような人物を求めているのか」「強みや魅力は何か」「求人票の内容を読んでイメージできるか」です。

ここでは、求職者の「知りたい!」に応えるために、どのように記載すればいいのか、記載項目と今すぐ使える例文を合わせて紹介します。よく読んで、求人票の作成に活かしてくださいね。

1-1 求める人物像を明確にし、アピールする

採用を成功させるためには、求職者に、「どのような人物に」「どのような仕事をして欲しいのか」などの自社の求める人物像をアピールする必要があります。

求める人物像をどのように明確にすれば良いのか、下記を参考に考えてみましょう。

  どのようなスキル、経験が必要か(資格、能力、経験)

  どのような人物が望ましいか(人柄、性格)

  どのような仕事をして欲しいか(仕事内容)

求める人物像を明確にし具体的に記載することで、求める人物以外からの応募を抑えることができ、求める人物からの応募を増やすことができます。

1-2 自社の強み、魅力をアピールする

給与や賞与以外にも、社内の雰囲気や教育制度、会社の将来ビジョンといった部分も自社のアピールポイントになり、他社との差別化になります。

会社の想いや「こんな風に働いて欲しい」といった自社の魅力を過不足なく伝えることで、「楽しく働けそう」「このような会社で働きたい」と感じてもらえ、応募意欲を高められます。

ただし、会社のアピールポイントは求職者にとっても魅力的なものである必要があります。

その中には求人票で自社の強み、アピールを記載する項目は、給与や待遇などの「労働条件」「福利厚生」「備考」「自社のPR欄」などがあります。

1-3 誰がみてもわかりやすい文章で書く

求職者は複数の企業の情報を出来るだけ短い時間で知りたいと感じているため、何が言いたいのかわからない求人票ではじっくり読んでもらえません。

専門用語を使わずにわかりやすい言葉で、かつイメージが湧くように具体的に記載することで、求職者の応募の意欲を高めることができます。

《わかりやすい文章を書くコツ》

   誰でもわかるよう、専門用語を使わず、誰もが知っている言葉で書く

   曖昧な表現を避け、具体的な数字や例を使って書く

この2点に気をつけるだけで、働くイメージが湧き、共感した求職者からの応募を集めることができます。

また、いきなり求人募集を書いていくよりも、求職者の目線に立って考えていくことが重要です。求人募集を書くときに一番最初にやるべきは、どのようなターゲットに、どんな魅力を伝えるかを整理することです。つまり、広告の設計図となるものをつくる必要があります。 

家を建てる時は必ず設計図を見ながらつくります。もし設計図がなければ、欠陥住宅ができてしまうように、求人広告も設計をしてからライティングをしなければ魅力的な広告は完成しません。

書くよりも、ターゲット、伝えるべきことをしっかり考えることのほうが大事であり、この前提にたって広告をつくらないと、失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。

 

  • 2、求人広告のコンセプトを考える

     

では、どのように作っていけばいいのか、具体的に説明していきます。具体的には、「誰に」「何を伝えるのか」を考えます。下記で一つずつ見ていきましょう。

2-1 誰に伝えるのか (ターゲットを考える)

ターゲットとは、採用する可能性がある人です。ここで注意しなければならないのが、現実的に採用する可能性がある人をイメージすること。理想ばかり並べてしまうと、該当する人がいなくなってしまい、採用できなくなってしまいます。 

そこで整理すべきことは、①どんなスキルを持っている人がいいか ②どんな性格の人がいいのか。ここが整理できたら、「どんな悩みを抱えて転職活動をしているのか」を考えていきます。

どのような悩みがあるのか分からないという方もいらっしゃいますが、難しく考える必要はありません。求職者は「今の状況より良くしたい」と考えて転職活動をします。そのため転職理由は必ず存在します。

「人間関係」「仕事のやりがい」「働く環境」「給与・待遇」「休み」「会社の規模感・安定性」「キャリアアップ」…と様々な転職動機のなかから、一番変えたいものは何かを考えましょう。

2-2 自分たちの魅力を洗い出す(何を伝えるか考える)

自社の魅力を洗い出しましょう。給料が高ければ、給料が高いことが魅力になりますし、残業が少なければ、それが魅力になります。会社が100年の歴史があり、ずっと黒字経営を続けていれば、安定性が魅力になるでしょう。このようにまずは自社の魅力は何か考えてみましょう。必ず1個、2個は見つかるはずです。もし自分で見つけることができなければ、社員に聞いてみるのもいいかもしれません。

2-3 噛み合わせの良いペアを考える

自社の魅力を考えた結果、すべてを伝えたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、アピールすることが多すぎてしまうと、結局何がいいのかわからない…ということになってしまいます。まずは、伝えたいことを1つに絞って伝えましょう。残業がないなら、残業がないことだけをしっかり伝える。給料がいいなら給料がいいことだけを伝えるのが必要です。 

こうして洗い出した魅力と噛み合わせの良いターゲットがいないか考えます。たとえば休日が多いことが魅力になるのであれば、休日が多い仕事を探している人はいないかを考える。世の中にいそうなターゲットなら、これでペアができます。

いくつか「誰に」「何を」の組み合わせができたら、その中で一番魅力的でターゲットが多そうな組み合わせを探します。

たとえば、営業募集で下記のような2つの組み合わせがあった場合、どちらがより魅力になるかを考えています。

 

①(ターゲット)給料が良いところで働きたい

(伝えること)未経験から月給25万円もらえる

②(ターゲット)休日を増やしたい

(伝えること)年間休日150日もある



 

①を見てみましょう。ターゲットは給料が良いところで働きたいと考えています。伝えることは、未経験から月給25万円。決して安くはありませんが、未経験から月給25万円もらえる営業は他にもあります。

②はどうでしょうか。ターゲットは休日を増やしたい人。伝えることは年間休日150日。これは他社にはほとんどないので、②のペアのほうが強いと言えます。 

 

①、②を比べると、②のほうが多くの人に魅力に感じてもらえそうですので、②の組み合わせを採用します。このように組み合わせの中で可能性があるものを選び、設計図を完成させることが大事です。

 

  • 3、効果の出る求人の書き方とは?

実際にライティングの部分について説明していきます。

3-1 キャッチコピー

求人広告のつかみとなる部分で、目立つ項目です。一番伝えたいことを書いていきます。上記の②であれば、「年間休日150日」が伝えたい魅力です。 

キャッチコピーの書き方ですが、まずは「年間休日が150日」ということがちゃんと伝わっていれば合格です。内容を網羅して描きすぎてしまい、何がいいのか伝わらなくなってしまうことが一番タブーです。ストレートでもいいので、しっかり魅力となる部分を伝えることが重要です。

3-2 職種名

職種名は必ず求職者が見る部分であり、キャッチコピーよりも目立つ部分かもしれません。職種名で大事なのが、どのような仕事なのか具体的に分かることです。 

たとえば、「営業」と言っても、個人営業もあれば、法人営業もあります。また扱う商材も様々です。これをひとくくりで営業とするよりも、具体的に表現したほうが何をする仕事なのかすぐに分かり、魅力になります。

下記をご覧ください。①よりも②、②よりも③、③よりも④のほうが分かりやすくなっていませんか。できるだけ詳しく職種名を書く。これが重要です。

 

①営業

②法人営業

③電子部品の法人営業

④電子部品の法人営業(新規営業ナシ) 

3-3 仕事内容

求人広告ですから、仕事内容は重要です。どのような仕事をするのかはもちろんのこと、できるだけ詳しく書く必要があります。ざっくりとした仕事内容になってしまうと、求職者は入社後のイメージができませんし、仕事内容が良く分からないので、応募を躊躇される可能性も高くなってしまいます。 

たとえば、営業の場合。下記のように数字があがるにつれて具体性が増し、イメージしやすくなります。

 

①自社の電子部品を取引先に提案する仕事です。

②自社の電子部品を取引先に提案する仕事です。取引先は大手メーカーです。

③自社の電子部品を取引先に提案する仕事です。取引先は大手メーカーです。設計部署の方々などと打ち合わせをして、顧客の新製品開発に合う部品を提案します。

④自社の電子部品を取引先に提案する仕事です。取引先は大手メーカーです。設計部署の方々などと打ち合わせをして、新製品の開発に寄与できるように新しい部品などを提案したり、お客様の求める仕様に合う部品を用意できないか自社の設計や工場に調整します。新規営業はなく、ルート営業で、毎回合う人は固定されています。1日1回外出をし、先方と打ち合わせを実施するようなイメージ。売上目標はありますがノルマはありませんので、ご安心ください。

そして、募集背景も大切な一つです。募集は、増員と欠員のどちらになるのか考えます。増員の場合、なぜ増員するのか、その背景を書きましょう。たとえば「会社が成長し取引が増え、人が足りなくなっているから」とか、「売上が好調で1年後に売上を倍にしたいから増員」など、理由を添えることも大事です。

 

欠員の場合も同様です。たとえば「長く働いてくれた社員が次のステージにいくために退職予定。それに伴い、新しい仲間を募集します」など理由を書くことで、納得感が増します。

 

  • 4,募集要項を作成する際に注意すべきの書き方とは

ある程度自由に記載できる募集要項ですが、注意点を理解したうえで作成しなければ、思わぬトラブルが発生する危険性があります。具体的な注意点として、以下の4つが挙げられます。

 

これらの注意点を意識しながら募集要項を作成すれば、スムーズに人材を集められるようになるはずです。ここからは、募集要項を作成する際に注意すべき書き方について、詳しく説明します。

1 性差別的な表現は避ける

男女雇用機会均等法では、募集や採用に関して性差別的な表現をおこなうことが禁止されています。たとえば、募集する際に「男性のみ募集」や「女性限定の仕事」といった文言を記載するのはNGです。退職した男性社員の穴埋めをするために男性のみ募集することや、管理職に昇進できるのを男性に限定するといったことも禁止されています。

 

まず、場合によってはペナルティを受けることになるケースもあるため、募集要項を作成する際は十分注意しておきましょう。

4ー2 賃金について具体的に記載する

労働者とのトラブルで特に多いのが、賃金に関するもの。募集要項に記載されていた賃金と、実際に支給される賃金が異なるといったトラブルが代表的で、募集要項に記載されている賃金が曖昧になっていることが原因のひとつだといわれています。

 

 魅力的な賃金を記載すれば応募者が集まりやすいですが、就職後のトラブルを避けるためにも齟齬がないよう具体的に示しておくことが大切です。

4ー3 条件などをそのまま記載しない

記載すべき項目に沿って条件等を入力すれば、時間をかけずに募集要項を完成させることができます。しかし、ありきたりな表現ばかり記載されていると、他社との差別化を図りにくく、求職者の目にとまりにくい募集要項になってしまいます。 

 

ある程度の時間や手間がかかるかもしれませんが、企業が求めている人材を集めるためには、求職者の目線に立って文言を考えることが重要。募集要項を見た人がどのような印象を持つのかを考えながら、客観的な目線で作成しましょう。

  • 5、求職者の目線に立ち、正しく情報を伝えていくことが重要

さらに効果を出すためには、良いことばかり書かずに、ネガティブな情報もしっかり伝えることも大事です。入社後ぶつかる壁などについて正直に書くことで入社後のミスマッチを減らせますし、広告の信憑性も増し、応募してもらいやすくなります。 

たとえば、残業が月60時間以上の環境なのに、まったく求人上で触れないのは少し危険です。入社したとしてもギャップが発生し、すぐに辞めてしまうリスク大。入社後すぐに辞められると、採用コストが高くなってしまいますので、ミスマッチを防ぐ意味でもネガティブな情報も伝えていく必要があります。

 

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  • 6、まとめ

いかがでしたでしょうか。求人票は必要な情報を記載するだけでなく、「応募したいと思う求人票」であることが重要です。応募数を増やし採用成功するために、欲しい人材に効果的に伝わる求人票を作成できたら、求職者の目に触れる機会を大量に集めるチャンスです。

 

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