スマホ時代の求人はどうしたら良いか?

ほとんどの人が持っているスマホ時代において、採用はどのようにしていくべきか。

このページではこの点について詳しく解説していきます。

スマホ時代について解説

  • 何で勝てるのか自社分析

  • 応募してもらうのが目的です。

  • LINEにも対応すべき

  • 進化するスマホに付いていく。

何で勝てるのか自社分析

<何で勝てるのか自社分析>

求人方法で圧倒的に目立っているのであれば、それはそれで応募があるかもしれないので間違いではないと思います。ただ、同業他社の中で圧倒的に目立っていない場合には同じ土俵で戦うことになります。その場合、皆さんの会社では給料額で勝てますか?

もちろん給料額で仕事を探す人がすべてではありませんし、最近の求人ではそのウエイトが下がってきた傾向もあります。なので、給料額で同業他社より優れていてほしいといいたいのではありません。給料額で勝てない場合、皆さんの会社は何であれば選ばれますか?多くの会社が優秀な人材を求めています。優秀な人材が欲しいと求人をしているのは皆さんの会社だけではありません。

例えば、福利厚生や成長できる環境、離職率の低さなども選ばれる理由の一つです。何が求職者に響くのかは分かりませんが、自社の欲しい人材をペルソナ化し、その方に響く内容が選ばれる理由にできれば強いです。

成長を目指している人に応募してほしいと思いながら、成長できる環境がないのであれば早期退職にも繋がりますし、そもそもペルソナへの自社の対応能力を見つめ直した方がいいかもしれません。応募者から成長したいですといわれて採用してみたら、成長しようとする様子もない場合にはどのように感じられますか?それと同じです。環境が整ってないのであれば採用活動と並行して整えていきましょう。そして、最も大切なのは、その自社が選ばれる魅力が求人を見て分かるのかという点です。ここまでにも書いてきていますが、スマホ時代では文字の効果よりも画像や動画の方が伝わりやすい場合もあります。スマホ時代の求人は、せっかく見てもらえたとしても一瞬で閉じられる可能性もあり、その場合には二度と見てくれない可能性も高いでしょう。そんな環境において、せっかく同業他社より優れている選ばれる理由があるのであれば遠慮している場合でなく、今すぐにアピールしていきましょう。

 

<応募してもらうのが目的です。> 

求人において最大の目的は、その求人に応募してもらうことだと考えています。もちろん、自社のペルソナと合った人材に応募してほしいですし、すぐに退職してしまうような自社とあってない人材からの応募を防ぐため、人材を選ぶという目的があるのも理解できます。ただ、やはり何といっても最終的には応募がないと話になりません。

皆さんの求人は応募しやすくなっていますでしょうか?

「応募する」というボタンは何個ありますか?

1個もないというのは話にもなりませんが、決して笑いごとではなく実際に弊社が初期調査をした会社さんで応募ボタンがないという事例もありました。サイトはWEBサイト作成のプロに頼まれていたようですが、完全にお任せになっているとそのような事例もありますので、やはり自社の担当者自らも応募までを体験してみることは重要です。

次に、その応募ボタンを押していただき、名前などを入力してもらうことになると思いますが、その入力項目は何個ありますか?この入力項目が多すぎる会社があります。目的は応募いただくことなので、もちろん名前まで不要とはいいませんが、性別や何を見てサイトを知ったかなどの項目は必要でしょうか。多くの方はスマホを使って仕事を探す時代です、スマホで多くの項目を入力するのって大変ではないですか?入力途中に手間だと思われてサイトを閉じられるのであれば、入力項目を減らしておくのも方法です。ここでは入力の手間にも耐えきれる人材が欲しいという考え方もあるので、その場合であれば否定はしませんが、要はその入力項目に目的はあるのかということです。どこかの会社がやっていたから同じ項目でとか、WEB会社がいうとおりにしていますとかではなく、すべてに目的を考えると応募にも影響は出てきます。

他にも、電話での応募や問合せを受け付けているサイトも多いですが、やはりここでもスマホであるという意識をもってください。パソコンや雑誌などを見ながら携帯電話で番号を入力するのとは違い、スマホの場合は電話番号をクリックするとそのまま電話が繋がるということが可能なので、多くの会社でそのような対応を取られていますが、皆さんの求人サイトではそのような対応になっていますでしょうか。そこまで細かいことは気にしていないし大丈夫だろうと思われるかもしれませんが、それは危険です。できることはすべてやる、その意識で常に最新の方法で対策していくことをお勧めします。少なくとも求人コンサルをさせてもらっている会社では当たり前の対応であり、その会社が皆さんと同じ地域の同業他社であれば、数少ないかもしれない優秀な人材が、どちらに応募するのかには影響があると考えます。

 

<LINEにも対応すべき> 

応募への問合せについて、メール返信や電話で対応されている会社も多いですが、皆さんは仕事でなく日常においてスマホでもっとも使う頻度の高い連絡ツールは何でしょうか?それは、電話でもメールでもなく、LINEではないでしょうか。

ビジネスでLINEなんて非常識だと思われるかもしれません。実際、当社の求人でも最初はLINEなんてという感覚でしたが、今は応募者の99%LINEでの応募連絡となっています。電話の場合、休日はもちろん営業時間外の対応ができない場合があるのと、応募者側も在職中の方も増えてきて一般的になってきていますので、なかなか連絡が付きにくく折り返しを続けるという場合もあります。メールでの連絡においても、普段はメールを見る機会が少ないという応募者もおられ、返信のやり取りだけで3日かかるという事例も多くありました。別に時間がかかっても連絡が取れればいいと考えられるかもしれませんが、もっとも怖いのは、時間を要している間に他社で採用が決まってしまったという場合です。繰り返しますが、求職者は働くかどうかを考えているのではなく、皆さんの会社で働かない場合は、同業他社で働くという選択をしただけです。それが優秀な人材であったとしたら、自社でなく同業他社に就職してしまった場合の損失、考えるだけで恐ろしいです。

A社がLINEでの採用連絡を開始してからの事例を一つ紹介しますと、応募者の方には面接の前に性格診断を行っていただき、その結果を伝えていただいています。電話などでの対応ではなかなか難しいことですが、スマホであれば数分で対応いただける内容なので、皆さん対応いただいております。応募があって、〇月〇日に面接にお越しくださいというだけの関係でなく、それまでに性格診断などのやり取りを行うことで、面接開始時にはよりフレンドリーになれるという副産物的効果もありました。

 

<進化するスマホに付いていく>

ご存知のとおり、スマホはどんどん進化しています。その時代における求人の方法もどんどん進化しないと付いていけません。変えてはならない部分もありますが、変えていくべき部分もあります。今の求人方法で皆さんが求める人材は応募してきているのかを、客観的に見つめて対策をしていく必要がある時代です。

このスマホ時代というのは仕事という観念に大きな変化を与えてきたように感じます。それは、終身雇用制崩壊の原因の一つとも考えられる転職の容易さにも繋がっていると考えております。

例えば、スマホがなかった頃を思い出して(若い方は想像して)みてください。皆さんもイメージされると思いますが、当時は今と比べて長時間労働であり、有給休暇や各種の育児休業などを代表とする制度も利用しにくいという雰囲気でした。だから今の方が楽だとか、昔の方が忍耐強かったとかいいたいわけではなく、当時も今と同じように、いやむしろ今より転職したいと考える方は多かったと考えています。では、なぜ終身雇用は成り立ち、転職というものは活発でなかったのでしょうか。

事例で考えてみましょう。皆さんも自分だったらと想像してみてください。例えば新卒で、または中途採用でも良いですが、入社して3カ月が経過した状態だとします。なんか自分には向いていないかも、入社前のイメージとは違うなどの理由で辞めようかなと思ったとします。その場合、どんな行動を取るでしょうか。

 

月曜日、出社したら上司に呼び出され怒られる。もう辞めようと決意する。ただ、とりあえず出社はしたので今すぐに帰るわけにもいかず、とりあえず昼休みまで頑張る。ここまでは、前も今も同じような行動になると思います。違ってくるのは昼休みの行動から。スマホがない頃は、転職しようと思っても仕事を探す方法としてあったのはハローワークや求人雑誌というものが主でした。そうなると昼休みは本来の目的である昼食で時間を使ってしまったら、ハローワークにも行く時間がないし、求人雑誌を買っていたとしても読んでいるのが見られるとまずいという意識もあり、昼休みでは転職活動ができずに仕事が終わってからにしようとなることが多かったはずです。そして仕事が終わって、いざ転職活動と思った時にはハローワークは閉まっている。求人雑誌で見つけた会社も受付時間が終わっている。その繰り返しで平日が終わり週末になり、なんやかんやでストレス発散や休息をして、やっぱりもう少し頑張ってみるかと続けていくうちに仕事にも慣れ、そのまま退職せずに成長していく。こんな流れではなかったでしょうか。

では、これがスマホ時代だとどうなるのか

月曜日、出社したら上司に呼び出され怒られる。もう辞めようと決意する。ただ、とりあえず出社はしたので今すぐに帰るわけにもいかず、とりあえず昼休みまで頑張る。ここまでは同じですね。では、違ってくる昼休みの行動はというと、お弁当を食べながらスマホで検索。皆さんも実際に検索されてみると分かりますが、最近の求人サイトは非常に便利になっており、ものの数分で求人への応募が完了します。この間、電話する必要もない場合が多いので、会社でお弁当を食べながらでも周りを気にせず転職活動ができる時代なんです。昼休みでなくても、仕事が終わってハローワークが閉まっていても関係ありません。求人雑誌で見つけた会社も時間が終わっていても関係ありません。スマホ時代では、ご存知のようにWEB24時間年中無休で対応をしてくれます。なので、スマホがない時代のように、平日に動けないまま週末になり、ストレス発散や休息でもう少し頑張ってみようかとはならない時代なのです。入社したその日に嫌だと思ったら、その日のうちに転職活動、そして面接日が決まってしまうなんてざらにある事例です。早期の離職率が高くなるのは当たり前と考えていいかもしれません。

ただ、スマホ時代の到来は決して悪いことばかりではありません。逆に考えると、他社の優秀な人材が皆さんの会社に応募してくる可能性が増えたということです。良いか悪いかは別として、新卒で入社した会社で、定年まで勤める時代ではなくなってきました。入社したら3年は辞めてはいけないという時代でもありません。今までは出会えなかったような人材に出会える時代でもあります。

やはり求職者の総数は減っているという点も、また事実で今後の日本では必ず意識しておく必要がある点です。重要なのは、その確実な未来に対してどう行動するのかです。

もうお分かりかと思いますが、このスマホ時代に対応して変化した会社と今までと同じ行動をしている会社との違いは、今時点の採用において大きな影響があります。そして、今時点の採用の差は数年後の会社にとって大きな差となります。

スマホ時代、これを有効活用し素敵な会社にしていきましょう。

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